伊豆いちは、伊豆半島を自転車で一周する言葉。伊豆半島は関東の半島でも特に大きく周囲は200キロ以上を要します。
今回はサイクルボールイベントでの1つ。伊豆いちを堪能してきました。
伊豆いちは、サイクルボールの中でも1番のロングコースです。その距離なんと220キロ。1日の走破はロードバイクを初めて間もない方では少しむずかしいかもしれません。
しかし、一泊、二泊など余裕があるスケジュールであれば初心者の方でも達成はできるのではないでしょうか。
私は、このコースを2日かけて回りました。初めての一泊2日のライドでしたが、途中の宿泊も新鮮で思い出に残るライドになりました。
本記事では、
- 伊豆半島一周をする時の注意点
- 伊豆半島一周のスタート地点(MERIDA X BASE)からゴールまでのコース概要
- 伊豆いちを楽しむ上での見どころ
- 伊豆いちであったトラブル(暗闇での山越えと、自分の限界がよくわかったこと)
について書いていきたいと思います。伊豆いちをこれから挑戦する方にとっては一度見ておいて損はない記事となっております。
本文に移る前に、是非こちらをどうぞ。3分14秒の動画にしてます。概要を掴見たい方はおすすめです。
どんなに登りがキツくても眺めの良い景色が全てを癒してくれる
初めて伊豆半島を一周すると考えている方は、是非とも時計回りのコースがおすすめです。なぜなら、走っていると常に海岸側なので常に海が見えるからです。
伊豆いちは、他のコースと比べると非常にアップダウンが多いコースであるという印象が深いです。
急に200メートル級のヒルクライムをしたかと思えば、そのまま下り坂となり気づけば海抜ゼロメートルに戻っていたなんてことがしょっちゅうありました。
伊豆いちのコース概要
MERIDA X BASEを起点とし、伊豆最南端を目指し南下。そして再びMERIDA X BASEを目指し北へ移動というコースとなります。他のいちとはスケールがひと味もふた味も異なります。
高度でみると、こんな感じです。最初の登りが実は一番きついことがわかります。
しかし、最初の方ゆえ案外とらくらくこなせるかもしれません。問題はそのあとです。
最初の登りを登ったあとはくだりとなります。降り終わっても数百メートル登ったらまた再度降るということを何度も何度を繰り返しコースをめざします。
伊豆いちの見どころ
スタート地点はMERIDA X BASE。無料駐車場とトイレが嬉しい
上の写真はMERIDA X BASEの入り口です。ここはサイクルショップであり、レンタサイクルショップでもあります。MERIDA X BASEの看板が見えますね。そして、この奥数百メートルあるかないといけません。(-_-;)それくらい深い位置にあるポイントです。
お店は6時くらいでしまってしまいますが、広大な駐車場は24時間無料で誰でも止めてよし。
24時間誰でも利用できるトイレがあります。周りには自販機もあります。
伊豆半島一周を考えている方の多くは、ここに車をとめて出発される方が多いです。
こんなところに電車が。伊豆高原駅
MERIDA X BASEを出発すると、ここ伊豆高原駅を目指します。ここにはなんと電車が来ているんですね。
初めて来たときはびっくりしました。奥の建物が実は駅になっていてここに改札口になっています。
ここでも食事をとることができます。ただちょっと高いです。
開国のシンボル。開国下田みなと
ちょっと分かりづらいですかね。下田みなとに到着したときに撮った写真です。ここで食事をしました。といってもお寿司一貫だけ。営業は3時まででした。早くおわってしまいました。
ここは、海鮮料理が美味しそうです。少しよいお値段だったので私は躊躇してフル海鮮丼はやめておきました。しかし、今思えば食べておけばよかったと思ってます。
もし2泊、3泊と考えている方は、下田みなと近辺がおすすめです。
最後に失敗談で言いますが、ここから石廊崎までの20キロ、石廊崎からの一泊目の宿のある松崎町の20キロ。これはしんどいです。ここがよいです。
伊豆最南端の有名な灯台。石廊崎
石廊崎という名前は聞いたことはありましたが、伊豆最南端の岬とは初めて知りました。
自転車の後ろに小さな灯台が見えているのがおわかりになりますでしょうか。本当は、もっと近くまでいきたかったんですけどね。もう午後5時を回ってしまいました。近くまで行ける店舗は閉店してしまったのでここからの写真となってしまいました。
もっと近くで見ることができればきれいなんだろうな。
青の洞窟が幻想的な堂ヶ島マリン
ここは青の洞窟が有名です。20年程前に来たときも一人できたな(-_-;)
小舟に乗って、洞窟めぐりをしたことを思い出しました。洞窟の中は幻想的だからおすすめだよ。
ただ今回は、それはいかなかった。なんせ自転車一人旅。ロングライドだから一箇所に長居するわけにはいかないのでありました。
伊豆の難所は石廊崎から松崎町までの暗闇の中の峠越え
石廊崎を夜の5時に出発し、松崎町に予約した宿までは2時間ちょっとかかりました。距離は20キロ程度だったけど、登りがきつかったんです。もっと近くに宿をとっておけばよかった(-_-;)
ぼくの作戦は1日目にたくさん走って、2日目に余裕のゴールを考えていました。しかし、現実は1日目において体力の限界を感じ始めておりました。
おそらく、獲得標高が2000メートルを上回ったことにより、膝が恐ろしく痛くなってしまいました。そして、周りは夜の山道。茂みのなかから「ウー」という唸り声が聞こえてきました。
怖い。急がなきゃ、でも膝が痛くて走れないよ。
ちょっと泣きそうでした。
まとめ
伊豆は絶景の中で走ることができる、とても贅沢なコースです。もし、チャレンジしたい!と思われている方。そこで思いとどまらず是非ともチャレンジいただけたらと思ってます。晴れた日の伊豆は最高です。心が現れるような絶景を同じく感じて欲しいな